留学に行く時に迷うのが、ホームステイにするか寮にするかですよね。
ここでは、私がオーストラリアで3ヶ月間ホームステイをした時のことを話したいと思います。
留学でホームステイを考えている人は参考にしてみてください。
ホームステイの良い点
さっそく本題に入って行きますが、まずは良い点。
- 英語の勉強になる
- 費用を抑えられる
- 現地の人と関われる
- 現地の生活を体験できる
英語の勉強になる
やはり英語を手っ取り早く身に付けたいならホームステイが1番です。
学校だけでなく、家に帰っても英語を使うわけですから、単純に勉強時間が増えます。
特にリスニングは耳が英語に慣れるのを待つしかないので、人によっては時間がかかってしまうこともありますが、ホストファミリーや他の留学生たちの会話を聞いているだけでも勉強になります。
寮で英会話の教材を聴いたりするくらいなら、ホームステイで生の英語を聞く方が良いのかなとは思います。
また、現地の人と会話をすることができるので、スラングや言い回しなども学べます。
ホストファミリーがよく使う言葉は街中でもよく使われています。
最初の1ヶ月は英語が聞き取れなくて大変かもしれません。
でも、気づけば自然と受け答えができるようになっていきます。
私は3ヶ月間だけだったのですらすら話せるようにはなりませんでしたが、何について話しているのかや、どんなリアクションを求めているのかなどは自然とわかるようになりました。
最初は全く聞き取れなかった電車やバスの中での他の人たちの会話も、だんだんと理解できるようになっていて、それに気づいたときは本当に感動しました。
早口だったり、笑いながらの会話は今でも聞き取れないことの方が多いですが、日常会話には困らないくらいにはなれます。
費用を抑えられる
海外で生活するとなるとやっぱりお金がかかりますよね。
食費、交通費、携帯代などは生活に慣れて、様々な情報を集められるようになってからでないとなかなか抑えるのは難しいです。
なのでせめても宿泊費を安く済ませたいと思い、ホームステイを選ぶ人もいます。
私は寮を考えていなかったので、正確な値段の違いがわからないのですが、ホームステイ先でトラブルがあり、寮に移動しようかと考えていた友人から、やはり値段が高いので別のホストファミリーを探してもらうことにしたという話を聞いたことがあります。
地域や学校によって家賃の相場も変わってくると思うので、一度エージェントや学校に相談してみてください。
現地の人と関われる
海外に行けば外国人はたくさんいます。
でも、普通に生活しているだけではなかなか知り合いになることはできませんよね?
特に現地の人とはバーやパブくらいでしか出会う機会はありません。
私は語学学校に通っていたし、ファームにも行って、シェアハウスにも住んでいたので、それなりに海外の人と関わって生活していましたが、オーストラリア人は語学学校に通わないし、ファームにも行かないし、シェアハウスにも住んでいません。
交換留学生として現地の学校に通う人は問題ないですが、他の人は本当に現地の人と友達になる機会がないんです。
現に私のオーストラリア人の友人は、オーストラリアについて3日目くらいにマクドでカードが使えなくて困っていた時に助けてくれた人とバイト先で一緒に働いていた人だけでした。
私はお酒があまり飲めないので、仲良い人と一緒じゃないとパブには行かなかったというのもあるのですが、友人と呼べる人は2人だけでした。
実はホームステイ先が一人暮らしの女性の家だったので、友人と呼べるかは微妙な関係だったのですが、家を出ても連絡を取り合うくらいには仲良くしていただきました。
お子さんがいる家とかだと、もっと仲良くなれたのかもしれませんね。
そんなわけで、現地の人と関わりたいならホームステイをするのが1番です。
現地の生活を体験できる
先ほどの続きになりますが、現地の人たちと仲良くなることができなければ、当然家に呼ばれることもありません。
例えオーストラリアに住んでいたとしても、彼らがどんな生活をしているのかを知ることはできません。
留学から帰って、「オーストラリア人って普段何食べてるの?」と聞かれても、何も答えられないのは少し寂しいですよね。
「お米は全然食べなくて、ポテトが主食だよ。」とか「焼いただけの肉が出てくる日もあるよ」とか「家にお箸1膳もなかったんだよね」とか「海外ってバスタブとかなくてシャワールームだけのイメージだけど、一応バスタブもあったよ。」とか、ホームステイをしただけで話の幅が広がります。
また、オーストラリアの家には必ずと言っていいほど庭にBBQスペースがあります。
ビーチや大きい公園などにも無料で使えるBBQスペースがあるくらいオーストラリア人はBBQが大好きです。
子供の誕生日には学校の友達を家に招待して、みんなでパーティーをする習慣があるのでそのことも関係あるのかもしれませんね。
ちなみに、オーストラリアでBBQをしようというとホットドックが出来上がります。(笑)
他にも、ホストファミリーが旅行する時に、一緒に動物園や水族館、ボートレース場などに連れて言ってくれたりと、色々な経験をさせてもらえるかもしれません。
ただ、もちろん良いことだけではありません。
ホームステイの悪い点
ではここからは、ホームステイの良くない点というか、私には合わなかった点をお話ししていきます。
かなり個人的な内容なので、参考程度でお願いします。
- 食文化の違い
- 水不足のため節水
- 実際にあったトラブル
食文化の違い
まずやはり食文化の違いです。
そもそもオーストラリア人はお米をほとんど食べません。
3ヶ月の間で私がお米を食べたのは、自分で作ったカレー(お米は日本から持ってきていたレンチンするやつ)とホストマザーが私のために作ってくれたチャーハン、学校のイベントで作ったおにぎりくらいです。
スーパーでお米を買うことはできるし、ホストマザーの家にはオーストラリア製の炊飯器はあったんですけど、これがすごく美味しくないんですよね。
日本食スーパーで買うお米は美味しんですけど、炊飯器のせいか炊きたて以外はどうにもパサパサとしていて美味しくないんです。
なので美味しいお米はほとんど食べられないと思ってください。
また、大体の家が夕食を用意してくれるのですが、日本のように何品も用意されることはまずありません。
ステーキだけが出てくることなんてザラにあります。
私は牛肉が苦手で、特に脂身は食べられないほど嫌いなので本当に困りました。
他にもホットドックやトーストなど、パン類のときもありました。
私の実家では夕食にパンが出てくることはなかったので、夜にパンを食べるという概念がなく、朝食が毎日食パンだったこともあり、少しきつかったです。
あとは、単純に口に合わないものが何回かありました。
言い方は本当に悪いんですけど、ゲロみたいなパスタとか食べてる最中にお腹痛くなってくるカレーとか(2日連続だったんですけど、3日間下痢になりました)、味のないポテトとか色々ありました。
ただ、料理が下手かっていうとそうではなくて、本人は美味しそうに食べているし、ストックから作るコーンスープやサラダ、ハーブチキン、フィッシュ&チップス(これは焼くだけ)など美味しかった料理もいっぱいあります。
マクドやケンタッキーをドライブスルーで買って帰る日もあり、日本では考えられなかったので私は結構それが好きでした。
食事に関しては良い所と悪い所、半々くらいです。
水不足のため節水
次に、オーストラリアは深刻な水不足の問題を抱えています。
なので常に節水するように言われます。
私の場合はハウスルールの説明があった時に「シャワーは1回5分までね」と言われました。
普段20分くらい入るので、最初はなかなか5分で上がれず、ドアの外からホストマザーに「いつまで入ってるの?」って何度も言われて、すごくストレスでした。
私なりに急いでるのに怒られるという。どうしようもないですね。
これも慣れれば問題ないのですが、土地も家も人も食べ物も全てが一気に変わる上に、心が休まる場所すらないのですから、最初の一週間は本当に禿げるかと思うほど辛かったです。
なんか泣けてくるのでこれはこの辺で。
実際にあったトラブル
最後に実際にホームステイ中にあったトラブルについて話していきます。
私がお世話になった家にはセコムのような防犯がされており、家を最後に出る人はその防犯装置の電源を入れてから出なければなりません。
そして最初に帰ってきた人が、スイッチを切ります。
私たちの生活スタイルは大体決まっているので、普段は問題ないのですが、体調が悪くて学校を休んだ時などに、お昼過ぎてからリビングに行くと誰かが防犯装置を作動させている時があります。
当たり前といえば当たり前なんですけど、体調が悪い時に大音量でアラームが鳴るとすごく不快でした。
これは私ではないんですけど、ルームメイトが電子レンジを壊してしまい、全額弁償させられるといったこともありました。
私的にはかなり使い古されていたし、前から少し電子レンジの中から嫌な臭いがしていたので、せめて半分出すくらいかと思っていたのですが、ショッピングモールでみんなで電子レンジを選んだあと、レジでルームメイトに「早くあなたのカード出して」って言われているのを聞いてすごく嫌な気分になりました。
仕方ないのかもしれないですけど、全額払わせるのは流石にないなと思ってしまいました。
最後に
いかがだったでしょうか。
良い点・悪い点とそれぞれあると思いますが、私はホームステイおすすめ派です。
ただ長期は大変だと思います。
なのでまずは3ヶ月、試してみてください。
途中から寮に変更しても良いと思うのでとりあえずチャレンジです!
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